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1940年代から、ペニシリンの工業的大量生産が開始され、それに引き続き、ストレプトマイシン等の多くの抗菌薬が開発され、1980年代には、「細菌感染症は、過去の病気」と見なされた時期もあった。しかし、2000年以降、ほぼ全ての抗菌薬が無効な広範囲多剤耐性菌が地球規模で広がり、人類はペニシリン発見前の医療暗黒時代に立ち戻りつつある。そのため、2016年の伊勢志摩サミットでも、薬剤耐性問題が人類が直面しつつある最も深刻かつ緊急に克服すべき課題として、国際的な連携による解決策の提案と合意がされた。
荒川の研究グループは、これまで各種の新型耐性菌が獲得した耐性機構を解明し、各種の検査法も構築、実用化してきたが、現在は、これらの多剤耐性菌による感染症に有効性が期待できる新しい抗菌薬の開発を目指して研究を進めている。


荒川 宜親 教授


開催案内


演 題多剤耐性菌との戦い
講 師荒川 宜親 教授
日 時2018年2月16日(金)午後6時~
会 費10,000円(税込) *食事・飲み物付き
予 約TEL/FAX 052-763-3807

プロフィール

1983(昭和58)年名古屋大学医学部卒業
1983-84(昭和58-59)年南生協病院(現在、総合病院南生協病院)等で卒後臨床研修
1989(平成元)年名古屋大学大学院医学研究科博士課程修了(病理系細菌学)・医学博士
同年名古屋大学医学部 細菌学教室(加藤延夫教授)助手
1994(平成6)年同上 助教授
1996(平成8)年国立予防衛生研究所 細菌・血液製剤部 部長
2002(平成14)年国立感染症研究所 細菌第二部 部長
2011(平成23)年名古屋大学大学院医学系研究科 分子病原細菌学/耐性菌制御学分野 教授(至現在)
内閣府 食品安全委員会 専門委員
厚生労働省 厚生科学審議会 「薬剤耐性(AMR)に関する小委員会」委員
賞 罰
1993(平成5)年3月日本細菌学会 黒屋奨学賞
2012(平成24)年10月第48回 小島三郎記念文化賞

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100年来の謎、重力波。アインシュタインの予言がついに2015年に実証されました。
今年のノーベル賞に輝いた世紀の発見の意味を分かりやすく解説します。
有本でしか聞けない講演に注目。


福井 康雄 教授


開催案内


演 題世紀の大発見「重力波」
講 師福井 康雄 教授
日 時2017年12月6日(水)午後6時~
会 費10,000円(税込) *食事・飲み物付き
予 約TEL/FAX 052-763-3807
講師プロフィール1951年大阪生まれ
1979年東京大学大学院理学研究科博士課程修了
1993年~2017年名古屋大学大学院教授
2017年より同特任教授。
2007年紫綬褒章

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2008年のノーベル物理学賞を受賞した小林さんと益川さんは、クォークと呼ばれる物質を構成する基本粒子が6種類あることを予言しました。この種類のことを物理学者は、「かおり(フレーバー)」と呼んでいます。ちょっと変な呼び方ですが、今回は、この「かおり」に関する最近の研究や、それで何がわかるのか?といったことをお話したいと思います。


飯嶋徹 教授


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演 題素粒子の「かおり」をめぐる話
講 師飯嶋徹 教授
日 時2017年10月19日(木)午後6時~
会 費10,000円(税込) *食事・飲み物付き
予 約TEL/FAX 052-763-3807
講師プロフィール1964年生まれ。1987年 京都大学理学部卒業、1994年 京都大学大学院理学研究科物理学第二専攻単位取得退学、1995年 博士(理学)。1994年 高エネルギー物理学研究所(現高エネルギー加速器研究機構)助手、2002年名古屋大学大学院理学研究科助教授(准教授)を経て、2010年より現職。専門は、素粒子物理学実験。

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私たちの目を楽しませ、食糧をもたらしてくれる花。花は新種の植物が誕生する場でもあります。
そんな花の中で秘めやかに起こること、そして花が持つ驚くべき能力に、映像で迫ります。


東山哲也 教授


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演 題花の神秘に迫る
講 師東山哲也 教授
日 時2017年8月8日(火)午後6時~
会 費10,000円(税込) *食事・飲み物付き
予 約TEL/FAX 052-763-3807
講師プロフィール1971年、山形県鶴岡市生まれ。1994年に東京大学理学部を卒業し、1999年に東京大学大学院理学系研究科を修了。博士(理学)を取得。同年より、同研究科で助手。2007年に名古屋大学に大学院理学研究科教授として着任し、2013年からは同大学のトランスフォーマティブ生命分子研究所の副拠点長を務める(理学研究科を兼務)。植物の受精を初めて映像として捉えることに成功し、140年の謎であった、受精のための誘引物質を発見。2010年日本学術振興会賞、2014年ゴールド・メダル賞、2017年木原記念財団学術賞を受賞。国際植物生殖研究連盟IASPRR会長。

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地球温暖化防止などの「森や緑が有する公益的機能」の維持を目的として、1999年4月から「あいち森と緑づくり税」(いわゆる森林環境税)が導入されました。以降は毎年、愛知県民1人あたり500円の税負担が発生しています。この税が「地球温暖化防止に役に立っているのか」というテーマを具体例として、これを角皆が専門としている物質循環の観点から、皆さんと一緒に考えてみたいと思っています。


角皆潤 教授


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演 題あいち森と緑づくり税は地球温暖化防止に役に立っているのか?
講 師角皆潤(つのがい うるむ) 教授
日 時2017年6月27日(火)午後6時~
会 費10,000円(税込) *食事・飲み物付き
予 約TEL/FAX 052-763-3807
講師プロフィール学歴
1968(昭和43)年 北海道函館市生まれ
1991年 東京大学理学部化学科 卒業
1996年 東京大学大学院理学系研究科化学専攻 博士課程修了
1996年 日本学術振興会特別研究員・科学技術振興事業団研究員
1999年 東京工業大学大学院総合理工学研究科(環境理工学創造専攻) 講師
2000年 北海道大学大学院理学研究科(地球惑星科学専攻) 助教授/准教授
2012年 名古屋大学大学院環境学研究科(地球環境科学専攻) 教授
現在に至る

専門:地球化学・環境動態解析・同位体質量分析

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