サロンのご案内

ゆったりとした時間の中で文化・芸術・食を楽しみ、交流する居心地のよい空間。

「知に遊び味に遊ぶ会」ご案内
安田文吉先生の新講座、第8回開催!

 


開催案内


演 題文さんの名古屋じまん 第8回
日 時2024年9月14日(土)11:30~
場 所うなぎ有本
会 費10,000円(食事・飲み物付)
ご予約TEL・FAX 052-763-3807

過去回

第1回 はじめまして 本丸・金鯱・天守閣
第2回 徳川家康の深謀
第3回 春の名古屋 お節句と名古屋ご飯
第4回 徳川宗春の英断 奥州梁川藩の苞(つつっこ)曳き祭を巡って
第5回 木造名古屋城天守閣早期完成を目指して
第6回 熱田さんの祭は熱田の神の祭と天王祭
第7回 熱田祭と天王祭のDVD鑑賞

ちょっと一言

〝もっと名古屋を知ろう〟

第七回は、前回の熱田の神の祭と天王祭のDVDを鑑賞しました。
熱田祭は御正殿のお祭りと摂社南新宮社の天王祭とが合体したお祭り。
本祭りは、ご神体「草薙剣」のお祭りだけにお勅使が参内される格式の高い祭。この「草薙剣」に因んで、多種多様な武道(武術)の奉納試合があります。
剣術、柔術、弓術、槍術、相撲、棒の手等など、神に奉納するだけに神聖なる姿を拝見しました。
天王祭は祇園祭、津島祭同様、病魔退散、厄除け祈願の祭です。
いづれも荘厳であり、明治になって廃止されましたが(電線に触れるので)、からくり人形を乗せた山車(高さ二十メートルの大山)の造りの技術も見事なもので後世に文化遺産の一つとして残しておきたいと思います。
享保十八年尾張七代徳川宗春公の時、疫病退散を祈願して、堀川の洲崎神社のあたりに五艘の巻藁船を浮かべ、花火を上げました。この前年に八代将軍吉宗も病魔退散を祈願して、墨田川で花火を打ち上げました。よく似た二人ですネ!
宗春公治下以後はこの趣向が絶えてしまいましたが、明治になって、前述のようなことから巻藁船のサイドの登場となりました。情緒豊かなかつての姿を思い浮かべる時間でした。

次回をお楽しみに。

令和6年8月吉日
有本 雪月子