2024.4.20(土)開催「文さんの名古屋じまん」安田文吉先生の新講座、第4回開催!
安田文吉先生の新講座、第4回開催!
開催案内
演 題 | 文さんの名古屋じまん 第4回 |
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日 時 | 2024年4月20日(土)11:30~ |
場 所 | うなぎ有本 |
会 費 | 10,000円(食事・飲み物付) |
ご予約 | TEL・FAX 052-763-3807 |
過去回
第1回 はじめまして 本丸・金鯱・天守閣
第2回 徳川家康の深謀
第3回 春の名古屋 お節句と名古屋ご飯
ちょっと一言
〝もっと名古屋を知ろう〟
雛人形はもとは流し雛で災いを流し去るのが真意。
華やかな何段かの雛飾りは、江戸時代に入ってからの事である。そのお雛様につきものであるごちそうの一つに「おしもん」(「おこしもの」とも調う)と言った名古屋地域だけのお供え物があり、名古屋独特のものである故、名古屋以外の方に送るととても珍しいので喜ばれる。
蛤のお吸物、ちらし寿司、つぼどんの味噌和えなどお供えして、三月三日のお節句を祝います。
春の食材として、土筆、菜の花、木の芽田楽、鮠(はえ・・・はえの押し寿司・津島の方には今でもあるようです)、つぼどん、泥鰌、鮒、鰻など自然に豊富にあったものです。土の恵みを受け、力強く育っている菜の花畑、蓮華畑が一面に続く景色は春になったと感じた頃が懐かしく思われます。
また、大きく育ち過ぎて強くなってしまった鰻を、櫃まぶしのように、細かく切って、食べよく工夫した知恵も、なにごとも大切にする名古屋人気質が窺われて興味深い。
かつて名古屋に蒲焼町なる町があった。昭和41年3月3日に実施された新住居表示で由緒由来のある町名は消失してしまった。
先人の名古屋の町づくりを知るのに惜しい事である。
郷土の食文化を続けてゆきたいと共に旧町名も大切にしたいものである。
では次回をお楽しみに…
令和6年3月吉日
有本 雪月子